ローソク足を読み取る
ローソク足の分析は自分なりの解釈によって考えてチャートを眺めていった方が自信がついてきますし毎回同じような分析になってきます。
初心者の方からこれからローソク足の分析をしていきたいかたは参考して頂けたらと思います。
ここでは1時間足を基本軸に相場を考えていきますが、もちろん4時間足、日足も重要です。
買いだけをみてみましょう
まずは、
1時間足のチャートです。
説明するため水平線を入れています。
@上髭の陽線で売りが入ったがやや売りが弱いのか
A赤の水平線を上抜けしました。ここで@の上髭を抜いたことと、重要な水平線を抜けたことを確認しました。
Bということは押し目買い探しです。
押し目探しにも浅い押し目と深い押し目があります。(売りの場合は逆になります)
そこを1分足でみるだけです。上昇になる可能性があるため浅い押しなのか深い押しなのか相場をみています。浅い押し目と深い押し目では私はエントリーのパターンが変わったりします。
今回のは私の中で浅い押しで上昇していきました。
同じチャートで上昇をしていく過程をみてみましょう。
左側での買いでは、
@水平線を上抜けし上髭陽線。
Aということは、買いポイント探し。
右側では、
@水平線を上抜け。
A買いポイント探しだがうまく1分足で入っても前の足の高値を上抜けしたが陰線になった。
Bのローソク足はどうなったかを待ってみると陽線でさらに上抜けした。
ということは上昇しやすくなったので買いポイント探し。
1分足で入り1時間足が下髭になるか、陽線になっていくのかを時間を気にしながらみていくことも大事です。
売りだけをみてみましょう
下降していく過程をみてみましょう。
番号は入っていませんが水平線は入れました。
上昇していく過程と下降していく過程は同じような感じになっていませんか。
このチャートではすべて下降していく過程は浅い売りで下降していったのですが深く戻ってくることもたくさんあります。水平線を抜けたから次のローソク足で売買と取引をして稼げるほど単純ではありません。だから1時間足を基本軸に4時間足、日足もみて、そして1分足もさらにみていかなければならないのです。
もう少し難しい相場をみてみましょう
基本の見方ができたら応用編です。
青の水平線は売りの決済した人と買いを入れた人の動きのローソク足で下にいったため売りの人が強かった動きになります。当然、ここのポイントは意識されてしまう場所です。
その後、青の水平線にあたって上髭陽線で買い決済をした人と売りを仕掛けてきた人がいます。その後の動きがどうなるのかみていきましょう。
@赤の水平線が意識されコマ足になりました。
Aそして、下抜けし赤の水平線も抜けました。が、下髭の陽線になります。意識されたのがわかります。
Bもう一度下にためしたがやはり下髭の陽線です。
Cで押し目さがしです。
しかし、黄色い売りのポイントがあるため値幅がないです。また、買いが入り、売りになった場所のためここからグングン上昇するイメージは持たない方がいいです。
青の水平線と同じような感じです。
このような間にはさまれている相場は難しいため、スキャルになって細かくとっていくしかありません。
ようするにポジションを持っていたら保有する時間を短くするほうがいいのです。また、やらなくてもいい相場です。
もしどうしても入りたい場合は、
おすすめとして、
A赤の水平線を下抜けからだましで上昇するポイントで買い。
Bの始値で買いで入り、Aの安値、または1分足で確認し損切りするpipsが少ない場所。
買いの決済はもちろん黄色いポイントまでです。
または、
売りの流れになっていますので、
Bの安値を下抜けしてからの戻り売りです。チャートに書いていないが右側をたどっていくとBの安値を抜けてから戻って下落しています。
おすすめのポイントを書きましたが自分なりの検証をしてどれを選択するのかを常に考えていかなければなりません。
たとえば、売りの流れになっているのであればBの安値を割ってから戻り売りとか、間に挟まれているためやらないことも選択です。
このチャートはすべて1hのユーロドルですが、日足からみても戻り売りを狙っていきたい相場です。だから売り目線に意識をおき、買いができる場所ではきっちり決済をする。いつズドンと下落してもおかしくないチャートです。